現場を知らないコンサルでは、福祉事業は続かない。

― 社会福祉法人施設長20年、誠実な伴走にこだわる理由 ―

福祉事業の立ち上げや運営で、

こんな言葉を耳にしたことはないでしょうか。

「制度上は問題ありません」

「書類はこれで通ります」

けれど、実際に現場が始まると、

その“問題ない”が、一番苦しくなる。

私は、社会福祉法人の施設長として20年以上、

介護・障害、両方の現場と経営を担ってきました。

だからこそ、はっきり言えます。

現場を知らない支援では、福祉事業は続きません。


介護も障害も「両方」経験しているから見える現実

福祉コンサルは増えました。

制度に詳しい人、書類が書ける人も多い。

ただ実際には、

介護も障害も、現場責任者として経験している人は非常に少ないのが現状です。

  • 介護保険事業の現実
  • 障がい福祉特有の制度運用
  • 人材確保の難しさ
  • 行政との距離感や温度感

両方を現場で経験しているからこそ、

「介護の感覚でやると危ない判断」

「障害福祉ならではの落とし穴」

が、感覚として分かります。

これは、机の上の知識では補えません。


制度は“知っている”だけでは、現場を守れない

福祉は制度産業です。

しかし制度は、使い方を誤ると現場を壊します。

  • 書類上は成立しているが、職員が疲弊する
  • 加算は取れているが、運営が持たない
  • 行政的には正解だが、利用者満足度が下がる

こうしたズレは、

現場を知らない支援ほど起こりやすい。

私たちは常に、

「それは、現場で本当に回るのか?」

という視点から判断します。


現場ベースのコンサルだから提供できる価値

私たちの支援は、

現場を前提にした設計が起点です。

  • 人員配置は基準ではなく“動き”で考える
  • 書類は提出用ではなく“運営で使う前提”で整える
  • 行政対応は正論より“現実的な落とし所”を読む

施設長として、

現場が回らなくなる瞬間も、

人が辞めていく兆しも、

数え切れないほど見てきました。

だから、無責任な提案はしません。


誠実な支援者を選ぶということ

最近、こんな相談を受けることがあります。

「途中で連絡が取れなくなった」

「指定前で支援が止まってしまった」

「書類だけ渡され、あとは現場任せだった」

福祉事業は、

一度立ち上げたら簡単にやり直せるものではありません。

だからこそ、

誰と進めるかは、事業の成否を左右します。

制度や書類の知識だけでなく、

現場を理解し、

開所後まで責任を持って関わる姿勢があるか。

「できること」と「できないこと」を正直に伝え、

無理な提案をしない。

そうした誠実さが、

福祉の支援には欠かせないと考えています。


現場を知っているから「やらない判断」もできる

私たちは、

何でも「できます」とは言いません。

  • 今はまだやるべきではない
  • この体制では持たない
  • 一度立ち止まった方がいい

経営者にとって耳が痛いことでも、

現場が壊れる未来が見えるからこそ、正直に伝えます。

それが、本当の伴走だと考えています。


開所前も、開所後も、同じ目線で支える理由

立ち上げの時だけ関わって終わり。

そんな支援では意味がありません。

  • 開所後の混乱
  • 人材が定着しない悩み
  • 実地指導前の不安

そのフェーズで何が起きるかを、実体験として知っている。

だから先回りし、同じ目線で寄り添うことができます。


最後に

福祉の経営は、理想だけでは続きません。

現実は、

  • 人が足りない
  • 時間がない
  • 行政は待ってくれない

だから必要なのは、

現実を知ったうえでの、誠実な支援。

介護も、障害も、

制度も、現場も、経営も。

すべてを通ってきたからこそ、

今、提供できるサポートがあります。

机の上ではなく、

現場の延長線で考える。

それが、

社会福祉法人施設長として20年現場に立ってきた

私たちの福祉コンサルティングです。